お前も死ぬまで働けよ

タイトルは、マンション購入時に(おそらく冗談混じりに)夫に言われた言葉。言われなくても、私は、元気なうちは「働く」ことをやめる気はないのだけど。その気持ちは、学生時代から変わってない。

 

朝、テレビで「ミッドライフクライシス」なるものの特集をしてた。重度ではないが色々当てはまる。我々夫婦も真っ只中なのかもしれない。

 

夜、テレビでお弁当屋さんとして活躍してる田舎のおばあちゃんたちを紹介してた。みなさん若い頃はそれぞれ違う前職で活躍され、引退してお弁当屋さんで明るく楽しく働いている。平均年齢70歳。

 

将来(近い老後)に対する漠然とした、でも深刻な不安は大いにある。急に怖くなって眠れなくなったりしたこともある。でも、私が常々「働ける限り働きたい」と思っているのは、お金のためだけじゃないんだよな…と改めて思った。

夜にテレビで見たおばあちゃんたちは、みなさんとってもイキイキしていて、すごく素敵だと思った。いくら儲かるか?じゃない。働くこと、「役割」があること、狭くとも少なくとも誰か(何か)に必要とされていること、あと人や世間と関われること…代わりはいるかもしれないけれど、でも「今、現在」自分が頑張る意味がある、だから頑張るってことにすごく意味があって、価値があって、生き甲斐なんだろうと思う。こういう風におばあちゃんの時期を過ごしたいと心から思った。

 

私の母も高齢で、15年以上前に父が他界して以降、一人で田舎で働きながら暮らしてる。専業主婦も大変だ。その専業主婦を長年こなしてきた上で、独り身となってから仕事を得て、今外に出て働いている。かなり立派だと思う。でも色々心配だし、そろそろ引退したら?とか、実家を引き払ってこっちへ移住する?とか、姉妹で話すことはある。あるんだけど、私は、母自身が「もう無理」ってなるまでは、働けるなら働いたらいいと思ってる。「しんどい」とか「給料が少ない」とか不満は言いつつ、動けて、外に出て働けているうち(誰かや世間と接点を待ているうち)は、金銭的な問題だけではなく、母自身のために頑張ればいいと応援してる。

これ、妹たちには理解されないんだけど。